蘭王と1輪の黒百合
〜危険〜

-歩み寄る影-

「「ただいまー!!」」

家に帰ってきた私達は すぐに買い物に行く準備をする。


「翔くんちょっと待ってね。着替えてくるから。」

私は 制服から 私服に着替え 必要のある
荷物を持ち 玄関に行く。


「陽葵ちゃん?車で送るのに本当に大丈夫?」

「はい!翔くんと歩いて近くのスーパーまで行ってきます。」


私は立島さんの送迎を断った。

翔くんと2人の時間は大事に使いたい。

今まで体験できなかったことを 体験させてあげたい。


靴を履いて翔くんと手を繋いで玄関のドアを開けて出ると


「待て。」
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