Pyua love ~そして真実~
昼休み

「あの・・・なんで、坂上君がここに?」

夢花が弁当箱を持って固まる。
私も、何故そこに坂上君がいるのか全く分からない。

いつも、夢花がお弁当を持って私の横の机を借りて一緒に食べているんだけど。

何故か私の前の席に座ってパンをかじっている人・・・坂上君の姿がある。

「俺もここで食べることにした。」

「「はぁぁあ?」」

私と夢花の声が揃う。

周りの視線がとにかく痛い。

私達・・・何かした?

これは何かの罰ゲーム??

それは、夢花も思ったみたい。

「あの・・・坂上君?ごめんなさい!!」

私はとっさにお弁当を持つと、夢花の腕を引っ張り教室を飛び出した。



廊下をずんずん突き進み、着いた先は校舎から体育館へと通じる渡り廊下を渡った所にある階段。



屋内になってるから、雨の心配もない。

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