恋人は魔王様
「ユリア、これ着て」

ベッドの上でまどろんでいた私に差し出されたのは、なんともセクシーなドレス。

「嫌って言ったら?」

キョウは筋肉質の身体を隠さずに笑う。

「裸がいいなら、それでも。
 俺はどちらでも構わない」

待て待て待てっ

「私が着ていたセーラー服、返してっ」

「日本人はコスプレ好きだと聞いていたが、俺は別にそんな趣味はない」

なくて結構!!

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