黒い怪物くん
帰りの電車でちょうど席が二つ空いていて俺達はそこに座った。
座って間もなく小鳥はウトウトしている。
早っ…
小鳥の頭は俺の方ではなく、反対の席に座っているおじさんの方へ傾く。
俺はすぐに小鳥の頭を自分の方に引き寄せた。
「ふえ……?」
「…寝るなら俺にもたれていいよ」
「……ん……」
小鳥は眠そうに返事をして俺にもたれかかった。
変に意識してなの俺だけか……ハァ……。
まぁ…これはこれで嬉しいけど…
最寄り駅に着いて小鳥を起こして電車を降りる。