黒い怪物くん

イケメン転校生





「小鳥(コトリ)?いつまで寝てるの?遅刻するよ」

「んー…あと5分だけぇ…」

「もう時間ギリギリだよ。ほら、髪やってあげるからこれ食べなさい」


お兄ちゃんが朝ご飯を持ってきてくれて、私はボーッとしながら朝ご飯を食べる。


「時間ないからポニーテールな」

「編み込みが良いなぁ…」

「編み込みが良いならもっと早く起きな。仕方ないな…ガッツリ編み込みは出来ないけど、少し編み込み入れるよ」

ご飯が食べ終わるとほぼ同時に髪の毛も完成。
お兄ちゃんは鏡を渡してくれる。

今日の髪型は編み込み入りの右サイドでまとめた髪型。

お兄ちゃんは手先が器用で、可愛いヘアアレンジを簡単にやってくれる。

「どうでしょうか?小鳥様」

「わぁ!可愛いー!気に入りました!」

「それは何よりです」

「お兄ちゃんありがとう!」

「ん。じゃあ、早く制服着替えておいで。リビングで待ってるから」


やっと目がパッチリ覚めて急いで制服に着替えて、お兄ちゃんと家を出る。


毎朝こんな感じで、お兄ちゃんにはずっと甘えっぱなしだ。
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