kimi
真っ白な世界に見えたのも一瞬でただの紙がいっぱい散らばっていただけだ。君が作詞した歌。これがこの紙たちの正体だ。

「何してるの?」

君はビックリした顔でこっちを見た。

「吉沢さん」

「あ。私のこと知ってた?」

「それは同じクラスだし。それに吉沢さん目立つから。」

私は高校のころうるさくて馬鹿な奴だとそれなりに有名だった。
ある意味君を知っていた私をみんな驚くのだろう。
それに返す言葉は君と同じく”同じクラスだから”だと思う。
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