この恋が罪だとしても
「雨音っ……目ぇ覚めたんだな……」
すると、八雲の肩越しに泉くんの姿が見えた。
「あ……泉くん……」
ごめんね、ずっと起きてた。
隠れて聞いてたことは、2人に申し訳なくて言い出せなかったんだ。
「っ……良かった」
「っ……うん、ありがとう……」
ホッとした様な泉くんの顔に、私は泣きそうになる。
だから、そっと視線を逸らした。
「帰ろ、梓」
「あ……」
私、2人に何か言わなきゃ……。
散々、私の罪で2人を傷つけてしまったから。