この恋が罪だとしても
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6月、あの出会いを思い出す……梅雨の季節がやってきた。
古典の授業中、私は頬杖をついて窓の外を見つめていた。
あの日と同じ……雨が降っている。
運命の出会いとは皮肉だな、私と泉くんは今、憎しみで繋がっているから。
運命と言えば運命。
奪った私と、奪われた泉くんという、悲しい繋がりだけが今の私たちを繋いでいた。
あの、穏やかな時間はもうきっと来ない。
「ひさかたの、雨も降らぬか、雨つつみ、君にたぐひて、この日暮らさむ」
ふと、古典の先生が和歌を詠んだ。
その和歌に『雨』が入っていたからなのか、音の響きが心地よかったからなのか……。
分からないけど、私は窓から視線を先生へと向ける。