犬系男子×猫系男子と一つ屋根の下!?【完】
シバくんが距離を詰め、ピトっと人の体にくっつく。



「やだちょっとシバくん…!」



さっきよりも強く、シバくんの体を押した___



「あのさ」



と、そんな私の手を掴み、シバくんはグイッと引っ張った。



すっぽりと、シバくんの胸に収まる私。



「ちょっと安心しすぎじゃない?」



「え?」



顔を上げると、いつもより力のこもってないシバくんの目が、私を見ていた。
< 118 / 387 >

この作品をシェア

pagetop