年下彼氏とSweet Life


祖父を味方につけた俺は、恐いものがない。

それほど祖父の力は、一族の中で偉大だった。

祖父が動いてくれて、漸く両親も納得した。

いや、子どもの言うことだから、そのうち変わるから、と半分呆れたようだった。

俺の本気をまだ理解してない。

それでも、泉に話が伝われば、後は、自分の力で泉をなんとかできる。俺にはその自信があった。



案の定、泉は、驚いていた。

母親が、考える時間をあげてほしい、と言うので、その日は、おとなしく帰った。

急いては事を仕損じる!

その教えに従ったのだ。

しかし、そのまま待つだけではない。

次の日から、花束攻撃を開始した。

自分の気持ちをわかってもらうために、心を込めて、ラブレターを添えた。

やっと5日後、付き合うという快諾を得た。

さあ、これで、泉は、俺の物と決まった。

これで、俺の一生は、天国になった。
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