年下彼氏とSweet Life
彼氏は高校生【泉side】


婚約してからも、聖と私は、今まで通りだった。
週末にはデートをし、会えない日には、メールのやり取りをする。



やがて、聖は、高校2年になった。

将来について、いろいろ考えている聖は、決心がついたかのようだった。

「泉、俺さ、じい様に会社を継いで欲しいと言われたけど、どうしても、会社を経営していく気持ちを持てないんだ。」

この頃、聖は、自分のことを『俺』と言うようになっていた。

「聖の未来は、聖のものだよ。自分のやりたい仕事を選んだほうがいいと思うよ。」

「泉をずいぶん待たせることになってもいい?」

「大丈夫。私は、聖に付いていくって決めているから、聖がどんな仕事を選んでも。」

「ありがとう、泉。
実は、医者になりたいんだ。だからストレートでも大学は6年かかるし、そのあとも2年の研修期間もあるし、一人前になるまで、最低でも8年の時間が必要なんだ。」

「わかった。いつまでも待っているよ。頑張ってね。」

私は、そっと聖にキスをした。
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