2次元と現実
「てかな、お前女のくせに飯食ってる最中に素手で虫触ろうとすんなよ。」

呆れるように隼姫が言う。

「別にいいでしょ。虫くらい。可愛いみらのの為だもの。」

「当たり前みたいな言い方すんなよ。そんなの男にでも任せとけ。」

「はいはい、じゃ、次からは渡真利様にお願いしますね。お子様は聞き分けは悪いから。」

わざとらしくふーっと溜息をつきながら言う。

「うるせー。お子様上等だよ。」

スパッと隼姫が言い切った。

「…ふっ…中々かっこいいじゃない。」

少し笑みを含みながらすみれが言った。

「は?」

何を言ってるんだこいつという顔で隼姫がすみれをみる。

「姫ちゃんかっこいい!!!!!最後まで自分の意見を貫ける人は中々いないんだよ!」

みらのがわーわーと騒ぐ。

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