2次元と現実

思った通り

ーガラガラ

音のする方に一気に皆んなの視線が注がれる。

「…隼姫また遅刻か。何回目だ。」

はぁ。と溜息をつきながら担任が言う。

「すみません。覚えてないっす。」

悪びれる様子もなく隼姫は言う。

「…そういう事を言ってるんじゃねーよ。全く。遅刻が多い生徒がいると俺の責任問題になるんだから気をつけろよ。」

面倒くさいという顔で担任は言う。

「………問題そこかよ。」

「……………。」
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