イヌの幼なじみ
「あんなグミのこと忘れちまうくらいに

美味しいメシ、毎日作る。

だからそんな顔しないでくれ。

あれに頼らなくても

楽しいことたくさんあるって

絶対わかるようになれる。」

ユキくんが教えてくれるの?

「それをきけば、みんなヨロコブの?

なんでヒマリはそう思えないの?」

ユキくんは笑い飛ばしたりせず、マジメな顔をした。

「信じてないからだ。

自分のことも。

相手のことも。」

信じれば、なんでも感じれる。

ウレシイとかタノシイとかがわかる。

「最初にユキくんを信じてもいいの?」

「もちろんだ。」

…ユキくんがヒマリよりも

人間らしいのは何故でしょうか。

いつか、わかるのでしょうか。

「ヒマリ、自分がタノシクなると信じてみる。

あと、学校の人も。」

「心配してるの」あの言葉も、信じてみる。
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