recorder love
私はいい加減イヤになり、椅子から立ち上がって

『…もうイヤ!!私は…帷家の…跡取りだけの為に生きているんじゃないのよ!?お父様には分からないわ!!』

そう叫んで、私は部屋を飛び出した。



『観雨。お前は帷家を継ぐために生まれてきたんだ。勝手なことは出来ないんだ!』


後ろからお父様の声が聞こえたけど、私は振り返らない。
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