海の音〜第一章〜


大人になって、早く独り立ちして皆に迷惑かけないよう、遠くのところに行きたい。誰にも見つからないように…

奏多「…今日は何がしたい?」

うーん。外には出れないし、家の中で何かするっていうのも…
あっ!

海「もっと、奏多さんのこと知りたい!」

奏多「は?」

海「私奏多さんの事何も知らないし、奏多さんも私の事知らないでしょ?それにお母さんの事とか…聞きたがってましたよね…?」

奏多「!?…あぁ。でも無理して話す必要はない。質問していいし、俺もお前が答えやすそうな質問する。
それでいいだろ?^^」

海「…はい。」

奏多さんは本当に優しいな…
奏多さんに話したら、少しは楽になれるかな…

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