好きな人は幼馴染み

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「アコ？私ね、英輔が好き。
アコは…英輔の事どう思ってるの？
好きな人とかいないの？？」


なっちゃん…
エイちゃんもなっちゃんが
好きだよ。


私にはわかる。
エイちゃんはなっちゃんと話してる時だけ、なんか違うもん。


男の子はみんな
なっちゃんを好きになるもの…
モデルみたいなスタイルの
極上の美人で、見た目は高嶺の花なのに性格は明るくてサバサしてて
頼りになって
完璧すぎるほどの魅力で溢れてる
私の自慢の幼馴染みの1人。



「私は…エイちゃんの事は……
好きだけど、なっちゃんの事を好きな
好きと一緒で
なっちゃんの好きとは違うよ！
なっちゃん、頑張って！
私、応援するよ！！」


「本当！！？
ありがとう〜アコっ！
私頑張るねっ！！」


「うん…」


正直に話してくれたのに。
幼なじみなのに…
大好きな自慢の親友なのに…



私は本当の事が言えなかった。


ウソついてごめんね。


私も……エイちゃんが好き
なっちゃんと同じように
エイちゃんが好き。




無くなってしまえばいいのにな…
こんな気持ち。



そしたら嘘じゃなくなるのに…