好きな人は幼馴染み


2人は私にとってかけがえのない大切な存在だもん!


私が一番に祝福してあげなくて
誰がするの??


私はあの時正直に話して
エイちゃんにもきちんと告白して
フられなきゃいけなかったんだ。


前に進まないと、いつかこの気持ちが
誰かを困らせる事になる。


私は覚悟を決めると
お弁当をパパッと片付けて


「ちょっと用事があるから
出てくるね!」


と、言って2人を残して教室から
出ようとすると


マコトくんとすれ違った。


「亜子ちゃん?」


「あっ!マコトくん!
さっきはありがとう。
マコトくんのおかげで勇気が出た!
まず、なっちゃんにごめんなさいしてから正直に言う!
そして、笑顔で2人を祝福するね!」



「俺も…今噂聞いて……
亜子ちゃん大丈夫??
何かの間違いだと思うけど……」



「うん、不思議と覚悟決めたら
大丈夫な自分がいるの。
でもね、前に進まないとダメだって
やっと気付いたの。
マコトくんのおかげだよ?
ありがとう」


「そっか…よしっ!
亜子ちゃん頑張るんだよ??」


「うん、行ってくる!!」












「亜子ちゃん……辛いけど
長瀬は亜子ちゃんが絶対好きだよ。
そして…俺も。
でも、俺はまだ大丈夫。
亜子ちゃんの幸せをまだ願えるから。
頑張るんだよ?亜子ちゃん。」




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