始まりは、嘘。

嘘の理由



放課後。




「小日向さん、帰ろ」


そう言って桐島くんは私の教室まで迎えにきてくれた。




……これがカレカノってやつか!!





漫画で見たことあるなぁ。

「りんこ、私いま青春してる感じがする」



「まこちゃん、それはちょっと違う」





あ、そっか。

「私、擬似恋愛してるんだった」



危ない危ない。
勘違いも甚だしいな、私。

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