we are プリンセス
     ぇ、誰…。

「……由理。」
あ、…鎮君だわ。
………。
「うわぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!?」
「!!?」

叫びながら鎮君の腕を引っ張り、無我夢中で走る。

「はあっはあっ…どっ、どうしたのっ?」

みた??!見ました??!鎮君が私を呼んだ
時の女子軍の目!視線!ジェラシー‼
死ぬかと思ったぁ…。というより、疲れた。
「いや、明日、デートしたいなって、
思って。」
「デ、デート?な、何でそんな
急に...。」
「由理と、デートしたいなって、思ったか
ら。...だめ、かな?」

かっ...可愛いなぁぁもぅっっ///

「じゃ、じゃあメールするね...」
「あっ、アドレス交換してない」
「あぅ、そうだった。」

ピポリンリンポーン♪

「ありがとう。」
「う、うん、じゃあ私、もう行くね。」

放課後帰り道
ピポリンリンポーン♪

「メール...鎮くんからかな?」

月曜の連休明けに遊園地に行きたいな。
1時に学校で待ち合わせにしよう。
たのしもうね、よろしく。

「ゆっ、優等生っぽぉぉぉ...!」

と、とりあえず返信...

うん、よろしくっ!
楽しみだよ!!

自分の文章力のなさに悲しくなりながら
鎮君にメールを送信した。

(でも、本当に楽しみかも。)
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