宛名のないラブレターをキミに
そんな流れるような動作に吃驚しすぎて、喉がひくりと鳴る。




顔が熱い。




経験の無さまるわかり…と、
どこかで悠里が言っている気がした。
うるさい。



きっと赤く染まっているであろう私の情けない顔を隠すように、下を向いて、散らばっている本の表紙を拾いながら見つめていた。

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