私の過去の日記


いよいよ、時間が迫ってきた。

父からのメール

【元気で。応援してる。
こっちのことは心配するな。
父さんがなんとかする。】


【ありがとう。お父さん。
元気でやるから。
お父さんも体壊さないようにね。】



このメールは今でも残っている。





……




なつみは泣かないと絶対泣かない
という気持ちが伝わるほど
我慢してるのがわかるくらい
涙目でぷるぷる震えていた。


祖父母は
お土産屋さんではしゃいでいた。


祖父母が戻ってくると
これ飛行機の中で食べなさい

と飲み物と空弁をくれた。



そんなことをしてると
もう向かわなければ行けない時間


なつみから手紙を受け取り

祖父母からも手紙を受け取り

みんなで抱き合って

私は向かった。


荷物検査をしている時
堪えようとしても
涙が止まらなかった。



自分がのる飛行機のゲートへ向かう。


そこまで行くともう
吹っ切れたかのように

期待を裏切らない。
応援してくれている。
頑張らなきゃ。
という気持ちが溢れた。












椅子に座り
りくにメールをする。

【今から向かう。
迎えよろしくね。】
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