常世(とこよ)の花嫁様

傍に居たのは...

~~~あれから3日後~~~

梅『と、塔子様ーーー?あ、お目覚めになりましたか。。。良かった。。。』

無茶が祟ったのか、私は高熱が出て、倒れてしまった

塔子「梅ちゃん、...大袈裟よ。。。ただの風邪なんだから、、、ずっとついててくれて、ありがとうね眠ってる時も、傍で居てくれたんでしょ?」

梅『あ~?えっと、、、い、いえいえ、、、ゆっくり休んで下さい!疲れが出たんですよ。。。』

結構酷い状態が続いて...私は、殆どを眠って過ごしていたーーー
何か梅ちゃんは、アタフタしている...

梅『そうだっ、塔子様!何か、欲しい物とか、して欲しい事はないですか?』

ーーー食欲がずっとなくて、何も食べれてないでいたけど、少しお腹空いてるかも?ーーーあ、そうだ!?

塔子『桃缶...食べたい。。。』

風邪の時は、いつもお父さんが用意してくれてた、、、スーパーまで走って買いに行ってくれたな…

梅『桃缶と言う物ですね!!わかりました、常世通販で調べて参ります!!!待ってて下さいね!!』

パタリと戸が閉まる

静かな部屋ーーー

鞍馬山の1件から、夜鬼と一言も話してない、、、何で、顔を出さないんだろう?私に、気でもつかってるのかな?…いや、そんな玉ではない…か…


『トントン』
ぼーっと考えていたら、部屋をノックする音が響くーーー

塔子「...はい?」

『塔子様?』

そっと入って来たのは、サクだったーーー

サク『...どうです?後どれ位で、治ります?』

塔子『もうちょいかかりそうね...

私、ダメダメだなぁ、、、

誰かの役にたとうとしたら、いつも、空回りして、余計、誰かの足を引っ張っちゃうの...』

< 102 / 205 >

この作品をシェア

pagetop