常世(とこよ)の花嫁様

気づいた気持ち

翌日になり、リンさんが話しがあるからと、私は夜鬼の部屋に呼びだされたーーー

瞼が少し赤いけど、泣いた事、夜鬼に、バレませんよーに...!
夜鬼『...。。。』
部屋についたら、夜鬼以外、誰も居なくて、、、ついてきた梅ちゃんも、部屋から中には入って来なかったからーーー今は、二人っきりだーーー

夜鬼『...もしかして、それ、泣いたの?...俺のせい?』

...完全にバレている(>_<)...

塔子「泣いたわよ!あぁ~もう、とことん、この際だから泣きはらしましたよ!!」

でも彼は、馬鹿にはしていない、私も、何故か素直に話してしまうーーー

夜鬼『何で怒られたか、分かった?』
なんか真剣に私と向き合って話してくる感じのーーー熱量?みたいなのが、伝わってくるからーーー

素直に、ちゃんと、謝ろうーーー

塔子「...。昨日は、ごめんなさい、あの部屋が、言ってた部屋だって知らなかったの...キチンと待って、確認してから入ったらよかった、、、軽はずみな事をしてしまって、ごめ」
まで言いかけたら、
夜鬼『だったら、いいよ』よしよしと、彼はニコッと笑いかけて、私の頭を撫でた

夜鬼『分かってるなら、、、もう、いいよ』

ーーーその言葉と、笑顔と、これは

反則ーーーでしょ?、、、そんなんされたら

私、夜鬼の事、、、好きに...なっちゃうよ。。。

一気に強ばっていた、身体の力が抜けるのが分かった

必死で、嫌われたら、どうしようって、あれから、ずっと思っていたから

夜鬼『美味かった。あれ、、、また作って』

クッキー、食べてくれたんだ...嬉しい(*¯ㅿ¯*;)

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