常世(とこよ)の花嫁様
第3章(狐)

婚約パーティーに向けて

リン『お二人の、婚約パーティーの事でございます!』

本来、常世の神の婚約と言えば、婚約をしてから、ひと月後に、各国の主要人物を一斉に集めてのお披露目パーティーがなされるのだとかーーー

婚約...!?そうだった、何か色々で薄れつつあったけど、、、私達、婚約してるんだったーーー

リン『ですので、今日よりパーティーまでの2週間ちょっとの間、、、塔子様には、常世のパーティーでの作法など必要項目を学んでいただきます』

夜鬼『...めんどくせーな。頑張れよ、塔子』

落ち込む私の隣で、
夜鬼は、めっちゃ他人事である

リン『夜鬼様には、婚約パーティーが始まってからお仕事が滞らない様に、今の内に詰めてやってもらいますので、、、そのつもりで』

夜鬼と私で、イヤーな笑顔を向けあった

ーーー

まず、リストの顔写真と名前を丸暗記
テーブルマナー1式
ダンス2曲
衣装合わせ、ドレス2着ーーーである

塔子「もう、これ、結婚式じゃ...?」

リンさんが作ったプラン表に目を通して率直に思った事だーーー

リン『何を仰りますやら、、、ふふふっ、塔子様、結婚式はこんな生易しい物では御座いませんよ!』

つ、辛いーーー。。。ただでさえ、新しい事、覚えるの苦手なのにーーー

梅『お身体が回復早々に、本当に申し訳ないのですが、、、私から指導出来る事は、しっかりしますので!任せて下さい!!』

梅ちゃんもこう言ってくれてる事だし、頑張らないとっ!!

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