常世(とこよ)の花嫁様

久々の兄妹

涙がポロポロ溢れて零れる
私、夜鬼のお陰で、、、こらえるのーーー下手になっちゃったみたい、、、
前みたいに、、、出来ないや。。。
シュリさんには気付かれ内容に、腕で涙を拭ったーーー
ーーー

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振り返ったら
千の世界は、跡形もなく消えてなくなっていたーーー

夜鬼『!!!塔子!?』

急いで私の元に駆け寄ってきた夜鬼は、とても心配そうな顔をしている

塔子「いっぱいいっぱい、心配させちゃったね...ごめん」

いつもよりも身体が大きくて、銀色の角が2本

塔子「やっぱり鬼なんだね、夜鬼は...角がある...」

その鋭い角に、そっと触れようとする私を驚いた顔で見つめる夜鬼、、、

夜鬼『怖くないのか?』
体は硬くゴツゴツと所々、青黒く尖っていて、話すと時々、牙もキラリと光るーーー

塔子「凄く、ううん、むちゃくちゃカッコいいっ!」
私はフワッと微笑んだーーー
多分、夜鬼は私に怯えられると思っていたのだろうから
でも、本当に綺麗で、強そうで、カッコいいんだもん。。。私の王子様

夜鬼は、凄く優しく私を抱き止めたーーー

塔子「夜鬼の声がずっと聞こえてたからーーー迷わないで帰ってこれたんだ!ありがとう」

私はキョトンとする彼の頭をヨシヨシと撫でてみる

彼は、珍しく赤面してソッポ向いた

きっとーーー恥ずかしいんだね。。。なんか可愛い。。。


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