常世(とこよ)の花嫁様

お茶会

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ーーーコンコン

ノックの音で目が覚める

リン『夜鬼様、塔子様!そろそろ出発のお時間ですが、起きていらっしゃいますよね?』

私はガバッと起きる
塔子「…、、、!」

じんわりと違和感を感じる、そうだ...私、脱処女したんだった!!
あんな事や…こんな事…
昨夜の事を思い出したら一気に顔がトマトみたいに真っ赤になる

塔子「よ!夜鬼!起きて!!早く用意しないと!!」
夜鬼『...』
爆睡しているのか、夜鬼は布団から出てこないーーー
でも、約束は、約束だしっ!私だけでもっ!よいしょっと、カクカク立ち上がれば、
塔子「...っ」まだ余韻は残っているものの、確かに何だかスッキリした気分であるーーー夜鬼の、力、貰ったからかな?
身体に、昨夜の絹のシーツを巻き付けて、思い出して少しニヤケてたら
いつもは寝惚け体質の夜鬼が、バッチリ起きてベッドから、私をガン見しているーーー!?

夜鬼『ずっと起きて、塔子の事、見てたよ...
...どう?昨夜は良かっただろ?』

塔子「な、な、...あ、悪趣味だよっ(゚Д゚υ≡υ゚Д゚)」
夜鬼は、既に着替えて用意も済ませ、慌てふためく私を余裕の笑みを浮かべて、じっくり見つめている

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