常世(とこよ)の花嫁様

妖の蜜

リン『お呼びですか、夜鬼様?…って、何です!?
...と、塔子様!ご無事ですかっ!?ドキドキ((〃゚艸゚))ドキドキ』

そこにどろんと急にリンが現れたーーー!!!
何かめっちゃ口でドキドキ言ってますけど!?まぁ、今はそれどころじゃないわ!!

塔子「ちょっ、ちょっと!!更に、狭いんですけど!!!」

2人でもあれだったのに、3人でってーーー

、、、窮屈さに限界突破しそうであるーーー

夜鬼『リン、用意は出来たか?』

リン『えぇ、別室にて結界を万事張っておりますので...
早々に、ここから出ましょう!!!
では、塔子様!ドキドキ((〃゚艸゚))ドキドキ、お手をここにーーー』

さっきからの妙なドキドキ感アピールが気になりつつ、、、
リンの手に私の手を重ねたらグルグルと世界がまわる

塔子「き、気持ち悪い、、、うぷっ」

酔ったーーー

リン『転移妖術にございます。人間の女性には、少々具合が悪ーございましたか…。申し訳ございません。大丈夫ですか?ドキドキ…』

心配してくれるーーー心遣いが伝わる。あえて、その、ドキドキには突っ込まないほうがいいのかしら…?
でもリンさんは、コイツと違って優しいな...

塔子「いえ、大丈夫!リンさんは優しいね!ありがとう!」


リン『ーーーわぁっ!?滅相もございません!!』
ニッコリ微笑んだらリンさんは色白の頬を真っ赤に染め、大きく後退りするーーー

部屋が先程の密室と違って、とてつもなく広いのもあってか、壁の隅まで遠のいて行ってしまったーーー



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