常世(とこよ)の花嫁様

天狗の地

~~~翌日~~~

塔子「用意は、これでバッチリ!あとは?」

梅『塔子様!修理完了しましたよ!!』
梅ちゃんが嬉しそうに
出来上がってきたブレスレットを手渡す

まっさらにとまでにはいかないけど、キチンと修理されて帰ってきた

ーーーよし、と。やっぱり、これがないと、落ち着かないのよね。。。

梅『これで宜しいですか?よく分からない物は、現世の妖通販で送って貰いましたので...全部揃っているとは思いますけど。。。』


ナレ【妖通販とは、常世の奥様方、御用達の便利ネットショッピングである!!】

塔子「...うんっ。バッチリよ、ありがとう!梅ちゃん」

少しでも、役に立てばと、梅ちゃんに協力してもらって、色々詰め込んだーーー

梅『いえ、お役に立てて嬉しいです』

ーーー。。。
天狗の地に着くまでに
転移妖術は、距離が遠すぎて使えないらしく(多分使えても、私が酔っちゃって、無理だっただろうけど)
サクは空飛べるけど、荷物とかあるし
私と梅ちゃんは飛行出来ないから、、、


一般的な移動方法(あちらの車)を使って2日はかかるらしいーーー


そして、鞍馬山の辺りに今、あの火竜が住処として居るらしいから、3日は確実にかかってしまうとか、、、

実質昨日の1日は過ぎてしまってるから、あと6日しか咲いてないから、、、急がないと(>_<)


海外旅行もまともにした事ない私、、、異国の地で不安はあるけど、、、頑張らないと。。。


リン『サク?良いですね!...あれを』

サク【はぁーい!では、塔子様、こちらに、、、】

塔子「なーに、あれって?」
サクは、私の頭の上に葉っぱを置いた、

サク【これはですねぇ、リン様にも出来ない、僕の得意技なんですよ!コホンっ!

汝、橋本 塔子を、麻生 リンへと転ずる事を、我が命ずるーーードロン!!!】


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