【続】Slow Magic~その後の2人~
しばらくすると、ゆかりの彼氏、たっくんが来た。
たっくんは、隆介の親友でもある。
「隆介、嫉妬してんだよ!あいつのいじわるな口調はいつものことだから!」
「そうだよ、美亜!!あのいじわるなところに惹かれたんでしょ!」
私は優しい2人に慰められて、涙が止まった。
ゆかりのママが出してくれたミルクティーを飲みながら、女の子らしいかわいい部屋で深呼吸した。
「さ、風呂でも入る?」
温かいお湯につかりながら、自分自身を反省した。
そして、隆介を想う。
「隆介・・・ごめんね。」
隆介に会いたい。
隆介のコーヒーが飲みたい。
隆介に「美亜」って呼ばれたい。
隆介の温かい腕に抱かれたい。
私は、隆介のことが好き。
もう
これから先、何があっても迷わない。
どんな男性が、近付いてきても、私ははっきりと「NO」と言える。