生徒会の甘い罠
「僕がですか!?」


「去年の働きぶりはなかなかよかったよ。君ならやれると思って推薦させてもらった」


「ありがとうございます」


「そんなに難しく考えることはないよ。他の委員会と一緒で各学年から委員決まるし、みんなと協力してやってほしい。どうかな?」


教頭先生がソワソワしたまま俺に視線を合わせたり避けたり。


「…………わかりました。やってみようと思います」


「君ならうまくやれるよ。初めての委員会は再来週あたりですよね?」


「そうですね。こちらから呼ぶってことになります」


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