生徒会の甘い罠
「肺炎ですか?」


『まだわかりませんが、近頃風邪気味が続いてるんですよね。もう若くないからしょうがないんですが』


「それは私も一緒です」


『申し訳ないんですが、しばらくの間私の代理をお願い出来ますか?』


「わかりました。お大事になさってください」


朝の事務的な電話が終わった。


頭が働いてないせいなのか、特に動揺はしてない。


しばらくはワシが校長みたいな感じになるのにな。


いざとなれば校長が病室からあれやこれや指示だすだろうし。


のんびり。


のんびり構えておきましょう。


あまりのんびりしてると家族に怒られるのでさっさと着替えるかな。


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