魔王の甘い罠 【完結】
彼の存在
一之瀬君が、携帯を手に取り、何やらメッセージを打ち始めた。

私の視線を感じてか、ちらっと私を見て

「迎え、頼んでんの」

と、ココアを一口飲んで言った。


『あ!ハイヤー?』

「ま、な。
 病院から直でここに送ってもらったから
 帰り連絡しろって言われてて」



・・さすが、一之瀬 旭。
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