進メ!





金目の男の人が同学年にいるって言うから、お礼をしにいけると思って、一目見たいと言った美希も一緒に部室棟に行って、練習してた栄留くんがいて、それでもう二度と来るなって言って・・・・・・それで・・・・・・。


あの時のことを思い出したんだ。



「だめだなぁ、私・・・・・・。結局、またお礼できなかった。なんにも変われてないや・・・・・・」


溜息と一緒に、溜まった思いを吐き出す。


終わった過去を。

未だに乗り越えられない過去を。


吐いた溜息が、湿度の高い保健室の中で、ずっとへばりついているように感じた。




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