進メ!





いぶかしむ私の心中に気付く訳も無く、先生はその後もいくつか、私に質問をしてきた。


そして、私の答えをメモに書き留めると、私に渡す。


「はい。じゃあこれ、おうちの人に渡しておいて。ちゃーんと今日は早く寝るんだよ?」

「努力します・・・・・・。あの、ここに運んできてくれたのって・・・・・・」

「男の子よ。黒い髪で背の高い子。部室で倒れたーって、ここまで抱えてきてくれて。お礼はいらないって言ってたけどね」


変わった人、と面白がるような口調で先生が言う。




・・・・・・また迷惑を掛けてしまった。栄留くんに。




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