アラサーの結婚事情。
「……けど、あやか以外は無理みたい。責任とってね?」


口角を少し上げニヤッとした悪戯な口が私の唇を塞いだ。

まるで壊れそうな唇を優しく包むように、唇から伝わる熱で身体が一気に熱を帯びたのがわかる。


「……っん…んん」

一瞬、唇から離れた候の口が開いた。

「あやか、息せんと。一体いつになったら慣れるん?」

「………だって候のキス…、気持ちいいんやもん。力が入らんくなる」


一年経っても、候は常に上級者で、初心者だった私は候のキスにただただ落ちていく。
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