お兄ちゃんが好き。
夜ごはんとかは、ママが用意してたから問題なかったの。

その頃、あたしは小学一年生。お兄ちゃんは小学五年生。

あたしは、「ママぁママぁ」ってずっと泣いてたのをいまでも覚えてる。

お兄ちゃんはその時いつも「俺がいるから」って言ってあたしの面倒をみてくれたっけ。

私の眼にはお兄ちゃんはもうスーパーマンみたいな存在で。

かっこよくてかっこよくて。

そう思ったのを今でも覚えてる。
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