嵐王


「…………。」


花火大会で会った『朱雀』とあの女。

女の方は明らかに黒。
信歩に向ける感情は黒一色だった。

それに対して『朱雀』は…。


「…言葉とは裏腹に白だったんだよねー。」


どーゆう事?

あの女を信じて信歩を追い出した筈なのに
なんで、あんなに澄み切った感情なんだろ。


不思議に思いながらも
そのままソファーで眠ってしまった。


捺央sideEND


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