嵐王


皆は冷静なのに対し、私はハラハラ。


「そんじゃ、行って来るっス!」


【俺らは後から付ける。
それでも用心して進め。】


「現れたら僕が地獄の果てまで追っ掛けるから!
安心かつ用心してね♪」


「了解っス(笑)」


本当は私がやるべき囮なのに
名乗り出たら即答で拒否られた…。


『絶対に絶対に怪我しないでね…?』


私に出来るのは無事を祈るだけ。


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