嵐王

朱雀



どうしよう…。


必死に両手で口を塞ぐ。

棗を追って来たら使われてない倉庫に着いた。
何も考えないで入ったら…。


いかにもって人が居るんですけどッ!!


「それで、次はいつ襲う?」

「まさか、ガキを襲うなんてな。」


物騒な話が耳に入ってくる。


「なぁ、お前はどう思うよ?
『朱雀』の総長さん。」


「…………………。」


棗は目を閉じて無言のまま。


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