ヴァンパイアキッス
終わりに近づいて
羅稀 side



『ゔ……』


誰かのうめき声で俺は目を覚ました。


そういえばハンターは…!?


バッと起き上がって見るとどうやら隣に梓姫が横たわっていた。


ここは俺の家じゃない…。


ってことは梓姫の家か?


銀の銃弾を喰らってしまったせいで破裂しそうなほど腹が痛い。


てかなんでこんなとこに。


ハンターはどこだよ?


そんな疑問がたくさんあった。


確か…昨日はハンターに追いかけられて…


俺は梓姫に………。


梓姫がここまで運んでくれたんだ。


俺、カッコ悪…。


もう少しで俺は殺されてた。


ふと梓姫の方に目をやった。
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