癒しの田中さんとカフェのまみちゃん
「確かめたいなら、
まみちゃんと二人で食事にでも行ってくれば?
仕事抜きでさ。」

「はぁ?」

「さっきも言っただろう?
まみちゃんが倒れたのは睡眠不足と栄養不足だって。」

「あぁ。」

「お前のところの仕事をまたやってもらうためにも、
うまいもんでも食べさせてやれよ。
まぁ、よく考えてみろよ。
それで、まみちゃんとデートしたいんなら、
協力してやるからさ。」

井口は俺のことを面白がっているのか、
心配しているのかわからないような素振りだった。

まみちゃんが白石真美奈だと知っただけでなく、
いろいろあって、俺にとっては衝撃的な一日だった。
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