初恋に捧げる私の恋の歌
私は高校生のとき、あの人達と出会った。




私の家は母子家庭で、
親は朝から晩までいない。




親の仕事は男を相手に酒を飲んだり
腰を振ったりする仕事。




小さい頃から父親なんて知らなかった。



寂しくは無かった。



そりゃあ、小学生の頃は寂しかった。




みんなには親がいるのに
自分の所だけ親がいない。



父親は知らないし母親は仕事。




私のことにも興味はない。




何しても怒られなかった。




自分が犯罪を起こしても




多分引き取りに来る人はいない。



友達はいた。




ひねくれていて、
感情が全く顔に出ない私でも
よく話しかけてくれた。



その子達はここら辺でも
よく聞く悪い子に分類される子達。



でも、本当は優しかった。




嫌と言ったら何もしないし、
無理にも誘わない。



タバコや酒はしてるけど薬はしていない。




暴走族とも仲よかったけど、
私は行ったことがない。



よく誘われるけど余り行く気にはなれなかった。



今思えば早くから行けばよかった。




その友達が近くの高校に行くと言うから
私もそこにした。




先生からはもっと上も行けると言われたけど
私は首を縦には振ら無かった。




だって、みんなといるのが楽しかったから。
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