自殺カタログ
「ここのサイン欄だよ」


そう言ってハガキを見せる。


月乃はあたしの手の中にあるハガキをマジマジと見つめた。


「これにサインをさせれば相手は死ぬの?」


ハガキとあたしを交互に見つめる月乃。


あたしは頷いた。


「そうだよ。やってみる?」


そう聞くと、月乃は少しだけ視線を泳がせた後「やってみる」と、頷いたのだった。
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