君へ
君からの手紙
「んじゃ、入学早々だが、自己紹介してもらうぞ~んじゃ、こっちから縦に言ってけ~」
そんなこんなで自己紹介が始まってしまった。
だいっきらい。
自己紹介やだな.....

「えみっちっ.....」
小声で誠くんがしゃべりかけてきた。
私ふりかえる。
べしっ

「いった.....ん?」
そこにはくしゃくしゃになったノートの切れ端があった。
「読んで?」
「?(コクリっ)」
私その紙を広げる

〔緊張したら、人って手に3回書いて食べろっ〕

ちょっと、きれいなのような汚いような.....
そんな字で書いてある。
なんか、古くさい。
「(ありがとう)口で動かす。」
そうすると誠がにっこりと笑ってたから、
私も、にっこり笑いかえした。

「次、中村 えみ。」
「え?あっえっはい!」
「アハハっ」
小さな笑いが起こる。
そ、そうだ。
人。人。人
パクっ
「.....えっと、田中えみです。えぇぇと隣のクラスに大親友のみっちゃんがいます!」
「誰だ~」
「なんだそれ~」
ワハハアハハ
「終わりです」
パチパチパチパチ
「中村、面白かったぞぉ~」
できた。
上手くできたよ!
誠くん
ふと、横を見た。
「(ピース)よかったんじゃん?」
小さくピースした誠くんに、私も
「(ピース)」
< 6 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop