明日も歌う あなたのために
龍と花瑠が病室を訪れたのは、その日の夕方。
俺の意識が戻らない内にも来てくれていたらしいけど、俺にはすごく久しぶりに思えた。
意外なことに、俺の顔を見て泣き出したのは龍の方だった。
号泣する龍の横で、反対に花瑠は真っ赤な顔で怒りだした。
「だから無理しないでって言ったじゃん!!」
「ごめんなさい………」
言い訳の由はない。
怒られても仕方ないし、怒ってくれるだけましだ。
それからしばらく花瑠によるお説教が続いたが、なんとか泣き止んだ龍が止めに入った。