明日も歌う あなたのために




「私は信じる。湊くんを、
湊くんの未来を」





どちらからという訳でもなく、私たちは再び肩を抱き合った。


勢いに任せたけど、なんだか照れくさくって。


だけどそのくすぐったさが、何よりも嬉しくて。





「約束」





指切りをした。


今、確かにそこに居る湊くんを確かめるように。



ただその温度に、私たちは寄り添っていた。







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