ようこそ!!青蘭高校へ!!
◆ 太輔・side ◆



シュッ…




ボフッ!!




「うぎゃ!!」



よし!!




顔面命中!!




「俺をバカにした罰だ!!」



ざまぁみろ!!ふん!!



「いったいわね!!よくもやったな!!」



げっ!?




反撃!?




「お前が悪いんだろうが!!」



狭い室内を追いかけっこ!



ベットの上をドタバタ。



「誰が捕まるか!!バーカ!!」


「くぅーーーー!!まてぇ!!」



「えいっ!!」



!?!?




「おわっ!?」




ドタッ!!




足首を掴まれ、そのまま倒れた。




「いってぇ~… 」



膝、打ったぁ~… くぅ~…



「よくもやったな… 」


「へへ~んだ!べーーーだ!!」



コイツ!!



「謝れ!!」


「やだべーだ!!」



今度は俺が沙良を追いかける!!


でも、鈍くさいのか数秒で腕を掴んだ。



「うぎゃーー!!離せーー!!」



羽交い絞めにして、両足もロック。



これで動けまい… ふふっ…



「苦しいよぉ~!!」


「参った、ごめんなさいって言え!!」



ブンブン!!



「言わないもんねーー!!」



首を大きく降って拒否。



「言わないのか?じゃあ、次はこうだ!!」




脇腹攻撃!!




「きゃはははははは!!やめーーーー!!」


「あはははははははは!!!」



俺の腕の中で暴れるがやめる気ない。



喜んでるように思えてさらに脇腹をくすぐる。



やべ…



なんか楽しいぞ… これ…



「ぃやははははは!!やめてーーーー!!」


「参った言え―――!!」



それでも言わない沙良。


大笑いで俺の腕の中で暴れて阻止しようとしている。




マジで楽しいわ…




「ひゃはははは!!言わないーーー!!」


「じゃあ、次はこうしてやる… 」



足の裏…




バン!!





え…




「うるさい… 何時だと思ってるの」



















… ごくん…











さ… 沙良のお母さん…





「太輔君、沙良」









「そこに座りなさい」



「「… はい… 」」
















只今… めちゃくちゃ… 怒られてます。


今まで怒られたことのないことで。




「人の迷惑も考えなさい!」


「夜は静かにするもの!いい!?わかった!?」




!!!!!




「わかったのならもう寝る!!いいわね!!」


「「はい!!ごめんなさい!!」」




一樹…




俺…




初めて知ったよ…





その…





お母さんってのは 優しいだけじゃないんだってこと…




初めて知った教訓。




お母さんは怒らせると怖い。





と、言うこと。



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