愛しの残念眼鏡王子
恋なんて、二度としない
「ただいま」


あれから専務に家の近くまで送ってもらい、たどり着いた我が家。

鍵を開けて玄関のドアを開けると、すぐに部屋の中から駆け寄ってくる音が聞こえてきた。

「ワンワンッ!」

そして嬉しそうに鳴くと、そのまま私に飛びついてきた。


「アハハ、ただいまユウ。おりこうにしてた?」

抱きしめると愛犬のユウは、嬉しそうに尻尾を振った。



私が今の賃貸に決めた理由。

家賃が安いこともそうだけど、一番の決め手はペット可能物件だったこと。

「よし、じゃあご飯の前に散歩に行こうか」

「ワンッ」


リードをしっかり握っていないと、ユウに先に行かれてしまいそうだ。

両手でリードを握りしめ、散歩へと出かけていった。
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