無糖バニラ【番外編】
ある意味、仲良し。


「いいよ、内海。翼の口の悪さには慣れてるし」


小嶋くんは、翼の発言を気にもとめず、最後の箱に手を伸ばした。


「もしかして、俺で売り切れ?やば、ギリギリじゃん。予約しとけばよかったな」

「うん、ありがとう」


小嶋くんが差し出すお札を受け取り、お釣りを渡す。


「今日、割と大変そうなのかなって思ってたんだけど、ふたり結構楽しそうでよかったよ。じゃあ」


嬉しそうに笑いながら最後にそう言い残し、小嶋くんは軽く手を上げた。

向けられた背中に、あたしは慌てて声をかける。


「小嶋くん!メリークリスマス!」


小嶋くんは振り向き、同じ言葉を返してくれた。


「メリークリスマス」
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